【大阪】【警備】【奈良】【薫風】大神神社で5月の爽やかな風を感じています
2023/05/22
こんにちは ちゅんぺい です。
今年の4月から弊社が常駐警備をさせていただいている「大神神社」の事について、少しお話します。
「大神神社」と書いて「おおみわじんじゃ」と、読みます。
この大神神社について、大神神社講社崇敬会会報「三輪さん」に載せられた 鈴木宮司の文からの抜粋させていただきました。
1.『古事記』に、大国主神(おおくにぬしのかみ)は、国造りを実現するのに協力者がいないのを歎いておられた時、忽然と大海原を照らしてこちらへやってくる神があり、その神が「私を鄭重に祀ってくれるならば、国造りに協力しよう」と仰いました。
2.大国主神が「どのようにお祀りすれば良いか?」と、問われると「我をば倭の青垣、東の山の上に斎き祀れ」と答え「こは御諸山の上に坐す神なり(こはみむろやまのうえにますかみなり)」と、記し、その神のお名前については触れていません」
3.一方『日本書紀』の一書の伝によりますと、「吾れ日本国の三諸山に住もうと(鎮座しようと)思う」と言い、その末に「此れ、大三輪の神なり(これおおみわのかみなり)」と、注しています。
4.この様に『古事記』『日本書紀』の記述によりますと、三輪山には大国主神の「幸魂奇魂」が、御自らの思し召しで御鎮座になり、大国主神の国造りの大偉業は、この「幸魂奇魂」をお祀りすることによって成し得られ、この国土が作られたことが解ります。
5.出雲 国造(くにのみやつこ)が交代されます時、天皇に奏上する賀詞『出雲の国造神賀詞(いずものくにの みやつこかんよのことば)』には、大国主神が「己の命の”和魂”を八咫鏡(やたのかがみ)に取り憑けて、倭大物主櫛み玉命(やまとおおものぬしみかたまのみこと)と御名(みな)を称えて、大御和の神奈備に坐せ(おおみわのかんなびにませ)」とあり、神の御魂には「和魂(にぎみたま)」「荒魂(あらみたま)」という二つの御魂があることがわかります。
6.それ故に、当神社は本殿を設けず、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通し、三輪山を拝する原初の神祀りの様が伝えられており、わが国最古神社であります。
と、掲載されています。(※大神神社講社崇敬会会報「三輪さん」令和4年秋116号抜粋)
長い文章になりましたが、私たちが巷でよく耳にする「日本最古の神社は大神神社です」と、言われている所以が記載されていました。
この様な由緒ある場所で警備をさせていただける縁を授かったことに感謝しています。
弊社が大神神社様の警備を承った際に、広く人材を募ったのですが、社会経験豊富で、見識の高い人格者が沢山応募して来てくれました。
その中にBさんが居ます。
Bさんは奈良が好きで神社仏閣が好きで、そして大神神社が好きな人でした。
Bさんの他にも、大神神社が好きな人格者の方々が集ってくれました。
この結果をたらしめたのは、もしかして大神神社様の縁があってこその集いではなかったのかな?なんて思うこの頃です。
さて、Bさんですが先日巡察に出向いた際「最近外人の方のご参拝が多いのです。少しでもお役に立てればと思い、簡単な案内や説明が出来るように、久し振りに英語の勉強をやりだしました」と、話してくれました。
彼の手持ちの既存神社案内パンフレットを覗くと、空白に手書きで加筆した英語のスペルが並んでいました。
境内を吹き抜ける、薫風の如く大神神社様の警備現場に流れる向上心あふれる気風が、我が社内で激しく吹き荒んでくれることを望みます。
※ 大神神社様掲載許可済