【奈良】【警備】心のこもったプレゼント

護国神社は、国家のために殉難した人の霊（英霊）を祀るための神社。1939年（昭和14年）に招魂社から改称。第二次世界大戦前は内務省によって管轄されていたが、第二次世界大戦後は独立の宗教法人となる。指定護国神社は東京都と神奈川県を除く道府県に建立され、その道府県出身ないし縁故の戦死者、自衛官・警察官・消防士等の公務殉職者を主祭神とする。※ウィキペディアより抜粋

奈良県護国神社

奈良県では当初奈良市飛火野の地に祭壇を設け、明治維新以来の国家民族のため戦没された英霊を招魂して慰霊祭を斉行していたが、昭和１４年６月月県下ゆかりの英霊の鎮魂とその遺勳を後世に伝えるため、護国神社建設奉賛会が組織された。

万葉の故地であり、大和盆地が一望されるこの景勝地（一万五千坪）に、昭和十七年九月、全県民挙げての奉仕により荘厳なる社殿が完成した。同年十月十三日奈良県護国神社と称せられ、同年二十二日鎮座祭を斉行、三千柱の御祭神が祭祀された。

 奈良県護国神社では、これらの戦歿英霊の「みたま」安かれと、日々祭祀を厳修し、御神徳発揚に努めている。※ホームページより抜粋

 

昨年に引き続き、弊社は奈良県護国神社の秋季大祭の開催にあたって、交通誘導警備を請け負わせていただきました。

昨年、初めて当該大祭の交通誘導警備を賜った際、以前から実施されていた警備態様と全く異にする方法でやらせていただく事に合意していただいての交通誘導でした。

但し、異なる方法で実施するに当たり、神社二か所ある出入口をそれぞれ一か所として、境内を一方通行で通行させる方法を採る事の承諾を得ました。

また、宮司にお願いして近くの佐保短期大学の職員駐車場を臨時駐車場として、事前に借り受けていただくことの承諾も得ました。

更には弊社で用意した資機材を多用し、各駐車場の配置警備員と連携して、満車になる寸前に各臨時駐車場へ迂回誘導させる等の手法を採用しました。

昨年は参拝者の皆様に変更による戸惑いも見られましたが、今年の春季大祭を経験したことで、３回目となる今回は参拝者の皆様が慣れていただいたこともあり、スムーズな交通誘導が出来ました。

各隊員の技術が向上した上に、隊員間の連携がスムーズに取れるようになった事も大きな要因だと感じていますが、今回の成功裏には、隊長に任じた若い社員の成長があったものと確信しています。

隊長の彼は前日遅くまで掛かって、必要機材を用意し当日は早朝に現場入りして、各隊員の役割分担を徹底して教示し、従事中も配置全体に目配り・気配りして、指揮を執った事が最大の成果だと思っています。

ところで、今回隊長に任じた若い彼は、この現場で隊長を任じられたのは３回目となるのですが、過去の２回は他社員や従事警備員に指示・指揮される有様でした。

しかし、今回の彼は違っていました。数日前から彼は私に何度も問題点を尋ね、自分でより良い方策を考えて、私に助言を求めてきました。

彼のその態度から「今回こそは隊長として成功させたい」と言う強い意志が感じ取れました。

この歳になって「若い社員を育てる難しさを知り、育つ姿を目の当たりにする喜びを味わえる」経験をさせてもらえたのは、会社から与えられた心のこもったプレゼントだと感謝しています。